責任者出て来いって、 ほんまに出てきたらどないすんねん?  逃げるわいなぁー


by korosukepoh777
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ビールとワイン

あなたはビール派?ワイン派?

僕は昔から「ビールを美味そうに飲む男」とよく言われた。

ゴクゴクゴク、プッファアー
ビールは一気に飲むほうが美味い。ちびちび舐めるように飲むよりは一気に喉に流し込むほうが、見ているほうも美味しい感じがする。

20代の頃は今よりも気力も体力も内臓も10倍は強かった。

居酒屋で乾杯のジョッキが来た瞬間に次のジョッキを注文しているような飲み方をしていた。
一杯目のジョッキは乾杯の後にもう空になることが分かっているので、次のを頼んでおかないと他の友人達との間が持てないのだ。

そんな僕だから、ビール飲み放題の店をもっとも得意としていた。

今考えると、酒をたくさん飲めるなんていうのは、偉くも何ともないのに妙にいきがっていたらしい。大学生になって酒をのみ始めた頃、酒の飲み方というものを知らなくて、僕はどんな酒でもビールのように飲んでいた。

日本酒でも焼酎でもワインでも「ゴクゴク、プッファー」と飲んでいた。


忘れもしない。大学の英文学の助教授との飲み会で、何軒かハシゴをした後、新宿ゴールデン街に連れて行かれた時のことだ。裏路地の隅にある薄暗い店に入っていくと、そこは森繁久弥のようなしゃべり方をするおじいさんがマスターをしている店だった。

かなり酔っ払っていた僕はその助教授と青臭い文学論を戦わせていたのだろう。

マスターに一昔前の森繁久弥の口調でこう言われたことを覚えている。

「チミネェ…人生はネェ…ドストエフスキーじゃぁ…ないんだァ…」

僕の肩をポンポンと叩いて森繁久弥はそういうのだった。

その時、これはかなりおいしいワインだから、といって店の奥から一本のワインを出してきてくれた。

「美味しいワインだから、ね」
といわれてグラスに注がれた次の瞬間に、僕が「ゴクゴクゴクッ、プファァぁー」と飲んでしまうと、森繁マスターが怒った。

「そんなふうに飲むんじゃないッ!」

かなり真剣な剣幕で怒っているマスターを見て、

「そうかぁー、ワインは一気に飲んではいけないのかぁー」

と、僕はかなり酔った頭の中で考えていた。
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by korosukepoh777 | 2004-07-08 13:09 | トラバ通信